メインコンテンツへスキップ
たかがマウスピース、されどマウスピース たかがマウスピース、されどマウスピース

Chapter 04

ダイビング初心者の方へ

ダイビングをはじめたばかりの方へ。マイマウスピースの準備、選び方、軽くかんでくわえるコツをまとめました。

さて、ダイビングを始めた理由などはさておき、まずダイビングを始めようとしている方、始められた方の最初の悩みは、ダイビング器材をどこまでそろえようか、ということですね。 5点は高いし、でもレンタルだといちいち高いレンタル料をとられるし…、ずっとやるつもりだから買おうかな…、でもスーツは体格が変わると着れなくなるかもしれないし…、とりあえず3点だけは買っとこう…、などなど、楽しい悩みは尽きませんが、とにかくマウスピースだけは自分のものを持つのがベストです。

マイマウスピースだけは準備しよう

衛生的な面はもちろんのこと、劣化したマウスピースはちぎれる原因になり、思わぬトラブルは大きな事故につながらないとも限りません。

器材をレンタルする時にでも、自分のマウスピースだけは持っていって、ショップのスタッフに取り付けを依頼してみましょう。

ただ、マウスピースをセカンドステージに取り付ける固定具(タイラップ)はふつう消耗品のものが利用されています。高価なものではありませんが、毎回交換ということになると、ショップの負担も大きくなります。できればマナーとして、この固定具も一緒に持参したいものです。

この固定具については、何度もつかえて簡単に着脱が可能なものも販売されていますので、これを準備しておくのもいいかもしれませんね。

マウスピースの選び方 — とにかく口の大きさにあったものを選ぶ

マウスピースにはたくさんの種類があります。

「できるだけ口に合ったものを選んでください」などと書いてあることもありますが、靴のサイズならいざ知らず、口のサイズなど自分で把握している人などいないでしょう。

店頭のマウスピースをためしにくわえるわけにもいきませんしね…。でも、最初はとにかく口の大きさに会うものを選ぶしかないんです。

まず、口の大きさの測り方ですが、以下の図のように上あごの前から4番目の歯(第一小臼歯)の左右の距離を測ってください。フロスなどを使うと測りやすいですよ。

次にこのサイトの「いろいろなマウスピース」の項目で、それぞれのマウスピースのデータから「ラビアルフレンジの大きさ」を参考に、あなたの口の大きさに最も近いものを探してみてください。それが、あなたの口の大きさに合うマウスピースとなります。

口の大きさ
口の大きさ:上あごの前から4番目の歯(第一小臼歯)の左右の距離
ラビアルフレンジの大きさ
ラビアルフレンジの大きさを参考に、口の大きさに最も近いものを探そう

マウスピースの使い方 — 軽くかんでくわえるのがコツ

初心者のダイバーの多くは、ベテランダイバーに比べるとマウスピースをかなり強い力で噛んでくわえているようです。

長い時間マウスピースを噛み続けていると、あごの筋肉が疲労し、あごのだるさやいたみを感じるようになります。

これまでの調査で、ビギナーダイバーとベテランダイバーのマウスピースのくわえ方について調べた結果、ビギナーはかむ力、ベテランは唇の力でくわえる傾向のあることがわかりました。また、ベテランと比較して、ビギナーの方が、ダイビング中のあごのだるさや痛みを感じやすい傾向があることもわかっています

さらに、マウスピースを強くかんでくわえた場合には、当然より早くちぎれてしまうことになります。

これまでの調査で、ビギナーの方がベテランよりもマウスピースはちぎれやすい傾向があり、とくにビギナーの使うマウスピースはプラットホーム部に破損が起こりやすいことがわかっています。

また、マウスピースを強くかみしめると、プラットフォームが変形し薄くなります。この結果口が小さく閉じて呼吸の抵抗となる可能性があります。

呼吸の抵抗は息苦しさを感じる原因ともなり、過喚起症候群やパニックの原因となる可能性もあるものと考えられます。

あごの筋肉が疲労しないように、それからダイビングを安全に楽しむためにも、マウスピースはできるだけ軽くかんでくわえるようにしてください。